パーソナルトレーニングは効果なし?
「パーソナルトレーニングに通ったけど効果なしだった」これはたまに聞く話しだ。本当にパーソナルトレーニングに効果はないのだろうか?しっかりと効果を出していくためのポイントをおさらいしたいと思う。
パーソナルトレーニングは痩せる「きっかけ」作り
勘違いしてはいけないのが、パーソナルトレーニングはあくまでも身体を変えるきっかけになるものだということ。
もちろんトレーナーの腕や相性の問題もあるかと思うが、それ以上に大切なのは「最終的に痩せるかどうかは自分次第」ということだ。
食べ物を選んで食べるのも自分だし、運動するのも自分。その結果自分の身体が変わるのだ。
パーソナルトレーニング効果なしを防ぐためのポイント
そうは言ってもしっかり結果を出したいと思うので、効果なし状態を防ぐポイントをおさらいしていこう。
期間は十分か?
まず、体を変えるのは短期ではなくて中・長期で見ていく必要があるということだ。
体の細胞が全て変わるには数ヶ月かかると言われている。ということは適切な食事と運動を続けてそれくらいの期間を過ごす必要がある。ということ。
それを分かっていないで数週間や1ヶ月で「変わらない」と言っていても仕方がない。1ヶ月で変われるのは本当に少しだけ。そして、短期で変わるにはそれだけ難しさもリバウンドの可能性も上がるということを分かっておこう。
記録しているか
これは体重だけではなくて、見た目の記録、ということも含む。カメラで全身の写真を定期的に同じ条件下で撮影する。そうすると、体重や体脂肪など数値で表れない部分の変化を感じることが出来るはずだ。
体重だと一喜一憂してしまう人もしっかりと見た目が変わって来ていれば体重の変動に惑わされなくて良いだろう。そう言った意味で記録していない人は自分の体を収めておこう。
食事は適切か
食事の量が適切かどうかというのを見る方法がある。それは、朝と夜の1日2回測定し、夜の方が体重が少なくなるような食事をしていくというもの。
これを3日おきにパターンを変える。例えば
- 全体の量を抑える
- 炭水化物を抑える
- 脂質を抑える
などだ。自分の問題がどこにあるのかを発見できるので非常におすすめ。見つけたらそれを続けて見て、1週間のうちの半分は体重が夜の方が減っていくようにする。
これを発見することのメリットは、暴飲暴食が続いてしまった時のリセットがしやすい、ということ。炭水化物と体重増加が関係ある人は炭水化物を抑えた食事を2,3日すれば良いし、脂質が関係ある人はそれを2,3日抑えれば良い。そうして自分の消化や代謝の状態を客観的に知ることが大切だ。
運動量は適切か
週1,2回の運動だけだと、効果が出るまでに時間がかかる場合がある。そういった時におすすめは「日常の運動量をしっかり増やす」ことだ。
これはなにも毎日筋トレをしっかりやれというわけではない。例えば1駅分余分に歩くとか、駅では絶対に階段を使う、ソファから立ち上がるときに膝に手をつかない、などなど生活の中の小さなことに目を向ける。
そのちょっとの積み重ねが「いかに体を使っていなかったか」を発見し「いかに運動量を増やすか」に目が向くようになる。そうして運動量を増やすことで物理的な消費エネルギーを増やしていく、というわけだ。
パーソナルトレーニングを効果なしにしないために
以上、効果なしにしない為に確認したいポイントをおさらいしてきた。そして何よりも「継続」が大切なポイントになる。良い変化をし続けていくには、ある程度の「負荷」が必要不可欠なのだ。
自分の立ち位置の認識(現状の体型・体重・体脂肪率・筋肉量・体力)をし、そこから目標設定、逆算してどういった行動目標を立てるか。その積み重ねが最速で理想の体へと進化する唯一の方法だ。
パーソナルトレーニングはそのきっかけを与えてくれる。数ヶ月パックのジムで瞬間的に痩せても良いが、長い目で美しく在り続けたいという人は、通い方を考えてみても良いかもしれない。