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テストステロンの食事本が最強にシンプルで良い|ダイエット本におすすめ

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テストステロンというアカウントをご存知だろうか。

Testosteroneのプロフィールへ

Twitterで200,000人のフォロワー(2017年7月現在)を誇る人気アカウントだ。 このマッチョ社長が今回出した食事の本『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』がダイエット本に最適だったのでレビューを書いておきたいと思う。「持続的に美しく在りたい」と思う老若男女は必見だ。

シンプルに「カロリー」に注目

今回出されたのがこちらの本だ。

 

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ビジネスエリートが、と言っているが中身は老若男女におすすめできるもの。中身を少しだけ紹介すると、巷で流行っている「〜だけダイエット」や「置き換えダイエット」などの方法を一蹴し、シンプルに「マクロ栄養素」と言われる3つの栄養素のバランスを整えること「だけ」に注力しようというもの。

この「マクロ栄養素」というのがすなわち「三大栄養素」であり「カロリー」のことだ。自分の今の消費カロリーを知り、そこから摂取すべきカロリーを導き出す。そのカロリーの中でのPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物のこと)を整えていこうというものだ。

チャプター1で今までのダイエット法の問題点を指摘し、チャプター2で実際に読者のカロリー計算もしながらどういう風に進めていくかを解説している。その後ケースバイケースでの対処法を説明してくれている(スイーツを食べちゃった時など)

この本で得られること

この本で自分自身が得られたことをまとめておきたい。何かの参考になれば嬉しい限りだ。

カロリーは過剰も過少もダメ

たいていの人が陥るポイントに「食べなきゃ痩せる」の意味を履き違えてしまうことがある。ここを著者は指摘していて、「算出したカロリーの±20%くらいで考えること」と述べていた。

減量したければ-20%くらいで、という意味だが「それより低ければ低いほど良い」というわけでもない。エネルギーや身体の材料となる栄養素が少ないと、筋肉や肌が上手に作られない。痩せはするけど中身も見た目も不健康になってしまうというわけだ。だからこそ自分の摂取すべきカロリーを知り、そこからどれくらいの範囲で減少させれば良いのかを知ること。すごく大切なことだと思った。

タンパク質は意外と必要

今まで、女性は体重gほどで良いと思っていたが、この本では体重の2倍を推奨していた。この量だと結構摂取しなければならない。ただ、それだけ普段僕たち日本人のタンパク質摂取量が少ないということだろう。プロテインなども使いながらしっかりと摂取していきたいと思った。

スイーツが怖く無くなる

とても面白い表現が文中にあったので紹介したい。

マクロ管理法のもとでは、ショートケーキも単なる食品の一つにすぎないし、そのマクロ栄養素も数字にすぎない。

スイーツを「悪魔」と捉えて得体の知れない不安にかられるのではなく、淡々と「数字」として捉える。どれくらいの許容量の中にどれくらいの割合で「数字」として計算されるのか。なにかこう、ダイエットはお金のやりくりと一緒のような気さえしてくる。

最初は面倒かもしれない、けどこの知識は一生ものに。

これは文中で何度か著者が言っていたことだ。取り組み始めた最初は確かにいちいち食べるものの炭水化物量やタンパク質量、脂質の量を計算するのが面倒かもしれない。

しかし、やっていくうちに不思議だが、確かに「その食品を見るとその食品の栄養素が大体分かるようになってくる」のだ(著者はこれを"ドラゴンボールスカウター"と表現していた)。これはボディメイクでサラダチキンを食べ始めたのを機に、コンビニ商品をくまなく見てきた人は共感出来るはず。

スカウターがインストールされてきたらこっちのもの。なにをどれくらい食べれば良いのかが分かるので、そもそも食べ過ぎを防止出来るし、帳尻合わせの方法も分かる。「食に対する不安から解放」されるのだ。

そんな「一生モノ」の知識が分かりやすく説明されているこの本は、身体が資本である僕たちの必読書となるだろう。

いろんな情報が錯綜する現代において「これだけだ!」とシンプルにその方法を提示してくれたテストステロン氏。彼の快進撃には、これからも注目したい。